西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.8.17 楽天4−5西武(森林どり泉)

一軍は負けてしまったので、こういう時は子猫の試合を振り返るに限る、ということで今日も夜中に更新です。

今日の先発は西武が森脇投手、楽天が弓削投手。

森脇投手はもちろんスターター、一軍復帰に向けての調整。登板終わっても球場にいたみたいだけど、一軍に何かあったらすぐ戻れる態勢だったってことなんだろうか。

 

その森脇投手、初回は小郷選手が初球センターフライ、ギッテンス選手は2球目をレフトフライ、黒川選手は2球目をショートゴロ。わずか5球で終了したんで調子の程はわからない。もう1イニング投げても良いように思うけど、もう合格ってことなのかな。明日連投を試す可能性もゼロではないけど、ブランクがあるわけでもなし、金曜から上げるなら休ませるんだろうな。

 

さて2回からは豆田投手が登板。豆田投手はしばらくリリーフだったものの前回から先発に復帰。前回(7/28)は5回134球10失点とあまり(?)良くない結果だった。

2回は横尾選手に2ベースを打たれるものの、ストレートの球威が良く無難な立ち上がり。こっから5回まで無安打に抑える。

 

打線は3回、右打席の川野選手がガツンとツーベースで出塁。ここ数試合ちょっと当たりが止まってたけど一安心といったところ。続く山野辺選手が右中間にタイムリー。そして高木渉選手が初球をセンターから左に2ランホームラン。

この回はこれで終わらない。ブランドン選手がインに入ってくる球を上手く引っ張って2ベース。続くジャンセン選手がガツンと2ランホームラン。ジャンセン選手はその前の打席も良い当たりのレフトフライだったので、仙台で完全に息を吹き返した。

続いて仲三河選手も初球を強く打ち返すが、これは吉野選手がナイスキャッチ。これで弓削投手も落ち着くかと思いきや、ジョセフ選手が12球粘ってのライト前。ジョセフ選手も最近はスイッチに慣れてきてバッティングが良くなってきている印象だったけど、半分グロッキー気味の弓削投手相手とは言えこれだけ粘れるのは凄い。最後は齊藤選手が大きめのフライで山賊回は終わった。いやー、ファームって楽しいですね❗とはいえこの後西武に点は入りません。

 

その裏、豆田投手は吉野選手との埼玉対決を空振り三振に切ってとると、続く澤野選手も空振り三振。小郷選手を四球で出すものの、ギッテンス選手は高めストレートで空振り三振。ストレートの球速にばらつきはあるものの、142〜3km/hでもなかなかバットに当てられない豆田投手ならではのピッチングだった。4回にもマルモレホス選手をゆるいカーブで空振り三振、5回にも澤野選手、小郷選手をともに変化球で空振り三振とハイペースで空振り三振。

ここまで1安打に抑えていた豆田投手だが、6回裏から崩れ始める。先頭ギッテンス選手にホームランを浴びると、黒川選手は見逃し三振に抑えたものの、オコエ選手にヒットを打たれる。オコエ選手、なんか久しぶりに見た気がする。その後連続四球で満塁のピンチを迎えるが、大河原選手を空振り三振で切り抜けた。

球数的にも100球前後になり、ギリギリかなという本人6イニング目の7回裏、2アウトまではぽんぽんと打ち取ったもののそこから連続四球を出し、オコエ選手にタイムリー2ベース、マルモレホス選手にタイムリー安打で3点を失う。1点差に迫られたところで田村選手にスイッチしなんとかリードを守った。

この日の豆田投手は125球5安打9三振6四球4失点。最終的には四球と失点と球数が嵩んでしまったが、空振り三振を取りまくってポテンシャルの高さを見せた。まだ高卒2年目だし、フォームが安定してくれば大きく伸びそうである。

 

8回9回は田村投手。8回はわりと打たれて取る感じで1安打を打たれるも無失点。しかし9回はギッテンス選手、黒川選手を連続三振、豆田キラーのオコエ選手も三ゴロに打ち取る好投で試合を締めた。田村選手は2 1/3回を29球1安打2三振という出来。あまり顧みられていないが、実は田村選手は調整登板の選手たちを除くと三振率(25.0)もK-BB%(19.6)も子猫では1位なのである。さらに磨きをかけて一軍に戻って欲しい。

 

西武打撃陣の結果は以下の通り

  • (三)川野 5-1
  • (二)山野辺 4-2 打点1
  • (右)高木 5-2 本塁打1 打点2
  • (指)ブランドン 3-2 → 渡部 2-0
  • (一)ジャンセン 4-1 本塁打1 打点2 →(左)戸川 0-0
  • (左)仲三河 4-1 →(一)中山 0-0
  • (中)ジョセフ 4-1
  • (補)齊藤 3-0
  • (遊)滝澤 3-1

高木渉選手はこの日も本塁打含むマルチで復調を印象づけたが、差し込まれ気味のフライが多いのが若干気にはなる。

ブランドン選手もマルチで、試合に出れば大体毎試合良いヒットを打っている。体調がわからないので何とも言えないが、上で見てみたい選手の筆頭だろう。

山野辺選手はほぼ全ての打球が鋭く好調。子猫では頼もしい切込み隊長である。

ジャンセン選手は前カードではゴロばかりで心配だったが、北の空気が合うのかフライ打ちおじさんに戻ってきた。

三河選手は1安打だが惜しい当たりもあり、三振は多いものの当たれば打球が鋭い。

滝澤選手は綺麗なヒットはなかったものの、相手のミスを誘う内野安打もあり、守備では好判断で2塁ランナーを刺すなど活躍している。

 

楽天はこの試合まで5連勝中だったそうだがギリギリ連勝を食い止めた。今年の子猫は開幕から楽天に11連敗を喫しており、最近も連敗中だったので今日の勝利は(ファームは勝ち負け関係ないとは言え)良かったんじゃないだろうか。ブルペンがスカスカでなければ、豆田投手が100球目処で降りれてもっと楽に勝てただろうけども。

 

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