西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.9.23西武4−5楽天(ベルーナ)隅田先発、山田マルチヒット

ホームでの最終カードはベルーナドームでの楽天戦。7連勝中の子猫は、西口監督が「10連勝したい」と豪語するなど意気上がっている。

 

先発は西武が隅田投手、楽天が秦投手のルーキー対決。隅田投手は前回は一軍のホークス戦で1回打ち込まれたものの、2回以降は完璧なピッチングを見せ新たな可能性を見せた。

 

初回、隅田投手は9球で三者凡退。課題とされるストレート中心の組み立てで2三振を奪った。

しかし2回表、和田選手を空振り三振のあと、村林選手にツーベース、オコエ選手にヒットを打たれ1、3塁のピンチ。続く堀内選手にはタイムリーを打たれ3連打で先制を許してしまった。さらに1死1、2塁のピンチが続くが、前田、小郷両選手を連続三振に切って取りピンチを脱出。ここまで5奪三振と、三振を穫ることをテーマとしているようだ。

 

先制された子猫だが2回裏にすぐ反撃。1死からコドラド選手が四球で出ると、コドラド選手はホームランかと思うようなギリギリファウルが2球あったあと四球を選ぶ(2つめはホームランだったように見えるが・・・)。続く川野選手がセンターにうまく返してこれで満塁。打席にはこういう場面に強い齊藤選手。期待どおり逆方向に弾き返して同点に追いついた。なおも満塁、山野辺選手は浅いライトフライに倒れるも、続く山田選手は冷静に押し出しを選んで逆転した。満塁は続くが、高木選手は内野フライで追加点とはならなかった。

 

4回裏。先ほど右打席で大飛球を連発したジョセフ選手だが、今度は左打席でライトにツーベースヒット。川野選手がきっちり3塁へ送ると、齊藤選手は渋くファーストゴロでランナーを還した。勝負強い齊藤選手、今日2打点目である。

 

5回表。2点リードを貰った隅田投手だが、前田選手を空振り三振のあと、小郷選手に惜しくも四球を出してしまう。続く伊藤選手は見逃し三振で2アウトまでいったものの、そこから四球、ヒット、ヒットで2失点。同点に追いつかれてしまった。隅田投手はこの回で降板し、5回 被安打6 奪三振9 四球2で3失点だった。被安打6のうち5本は変化球で、時折甘く抜けて痛打を浴びたが、ストレートは何個も見逃し三振を取るなどコントロール、球質ともに良かったのではないだろうか。

6回表からは十亀投手が登板。先頭のオコエ選手を高めストレートで空振り三振を奪うと、堀内選手にはカーブ攻めでセカンドゴロ。代打マルモホレス選手には四球を出すも後続を初球で打ち取り無失点だった。十亀投手は7回表も回跨ぎで、四球のランナーは出すものの被安打ゼロの無失点と好投した。今日の十亀投手は2回 39球 奪三振2 四球2。先発から中継ぎに戻ってから好投を続けており、変化球一辺倒ではなく直球も良くなっているのが頼もしい。

 

さて7回裏。川野選手が四球で出塁すると、齊藤選手の犠打、暴投でランナー3塁。ここで山田選手があわやホームランのフェンス直撃ツーベースで1点を勝ち越した。山田選手は5回に続き今日2本目のツーベースである。その後、続く高木選手、川越選手が四球で満塁となるが渡部選手がセカンドフライに倒れ追加点はならなかった。

 

ふたたびリードを奪った子猫だが、8回表から登板の田村投手がピリッとしない。村林選手に痛烈なセンター返しを打たれると、犠打で2塁へ。そして堀内選手には前進守備のセンターの頭を超えるスリーベースを打たれ同点。さらに釜元選手にはスクイズを決められ逆転を許してしまった。田村投手は1回 20球 被安打3で2失点だった。

 

9回表は出井投手が登板。先頭打者にスリーボールとなるがそこから立て直しピッチャーゴロ。その後レフトフライ、四球となって最後の村林選手はスライダーで空振り三振。1回 24球 奪三振1 四球1という投球内容だった。

 

9回裏、楽天は高田投手。仲三河選手が代打で出るがセカンドゴロ。最後の高木選手が空振り三振に倒れ、子猫の連勝は7でストップ。内容的には互角だったが、二軍であっても勝負にこだわる楽天の姿勢が随所に出た試合と言える。一方子猫は2度の満塁のチャンスで畳み掛けられず、突き放せなかったのが敗因となった。

 

西武の打撃陣は以下の通り

  1. (二)山野辺 3-0 盗塁1 → 仲三河 1-0
  2. (三)山田 4-2 打点2
  3. (右)高木 4-0
  4. (指)川越 3-0
  5. (一)渡部 4-0
  6. (左)コドラド 2-1 →(中)西川 0-0 盗塁1
  7. (中→左)ジョセフ 3-1
  8. (遊)川野 2-1
  9. (捕)齊藤 3-1 打点2

今日目立っていたのは山田選手と、ジョセフ選手、川野選手、齊藤選手の下位打線だろう。特にジョセフ選手はホームラン未遂のほか課題の左打席で長打を放ったのが注目である。川野選手と並んでスイッチをものにして欲しい。

 

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