長谷川信哉選手の不思議なホームラン力
5月のライオンズ一軍はなかなか苦しい試合が続いているが、そんな中で明るい話題は1番長谷川選手、2番平沼選手の敦賀気比コンビである。特に長谷川選手は日本ハム戦、9回裏2死から同点となる第1号ホームランをぶち込んだ。
打った瞬間それとわかる #長谷川信哉 選手のプロ初ホームラン!
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) May 16, 2023
9回2死から試合を振り出しに戻します!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/6NX8eLEBkx
去年から二軍で打ちまくり、一軍入りのチャンスを手にしている長谷川選手だが、成績を見ると不思議なことに気づく。安打傾向が偏っているのだ。
2022年と2023年の二軍成績を見てみよう。
子猫の試合はかなり見ているが、ここまで二塁打が少ないことには気づかなかった。足も速いのでちょっとした当たりでも2塁打になりそうなものだが、去年はヒットの約1割、今年は1割未満という少なさである。三塁打をカウントしても非常に少ない。一方でホームランは非常に高い割合で打っているという不思議さだ。
足もパンチ力もある右打者ということで岸潤一郎選手と比較してみる。岸選手の二軍成績は
で、このタイプであれば標準的な傾向ではないだろうか。岸選手も2021年の一軍では速球からホームランを量産していたが、とはいえ67安打中9本の二塁打を打っている(本塁打と同数ではあるが)。
長谷川選手のスイングはあまり長打が出るように見えない、という意見が聞かれる。基本単打狙いでホームランの時は別の打ち方をしてるのか、それとも単にたまたま二塁打が少なかったのかわからないが、面白い傾向だと思う。