西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.8.26 西武4−6日本ハム(カーミニーク)

今日から日本ハム戦。先発は西武が赤上投手、ハムは達投手が登板。

 

赤上投手は前回あまりピリッとせず、4回を77球 被安打5 奪三振5 四球2 死球1という内容。

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今日も初回から捉えられるシーンが目立った。先頭の王選手に大きなフライを打たれると、続く渡邉選手に2ベースを打たれてしまう。阪口選手を2ゴロ、有園選手を三振に切って取ったものの、不安の立ち上がりとなった。

2回、高濱選手に三塁を抜かれるあたりで2塁にいかれると、上野選手の当たりは大きなレフトフライ。樋口選手に四球のあと、片岡選手の詰まったヒットで満塁。すると梅林選手に変化球を拾われタイムリーヒット。これは打った方が上手い。そして第一打席を大きなフライを打たれた王選手に打席が回る。2球で追い込んだものの、内角の球をファンスの向こうに運ばれなんと満塁ホームラン。この回だけで5失点。その後も阪口選手に2ベースを打たれるなど、ぽんぽんと弾き返されるイニングとなった。

まあ、ファームは育成の場なのだから、満塁ホームランを打たれる経験があった方が良いか無い方が良いかと言えば、あった方がいいだろう。今日は先頭から強く弾き返され、ストレートの出来に自信を持てなかったかも知れない。そうした心理をどうマネジメントするかも含め、ピッチングを磨いている時期だということだろう。

 

3回から赤上選手は立ち直り、3回は3者凡退、4回はヒットと四球を与えるも併殺打で無失点。ちなみにこの死球で王選手は途中交代している。5回、6回も3者凡退、7回はヒットを打たれるも併殺打で3人でイニングを終え、7回を97球 被安打8 奪三振3 四球1 死球1。5失点された2回以外は効率良く切り抜け、球数を使わずに7回を投げきった。三振は少ないものの、赤上選手らしい球数マネジメントが光った。

 

打線は序盤、横にやたら広いゾーンの影響もあって達投手に苦戦。しかし3回、高めストレートを長谷川選手が引っ張りホームラン。一点を返す。一軍帯同した成果を二軍復帰2試合目で見せた。次の山村選手もヒットで続くが後続が倒れ1点止まり。

そして4回、ピッチャーが齊藤投手に代わると、子猫打線がプチ山賊化する。

まず、1アウトから仲三河選手が高めを完璧に捉えホームラン。

次いで渡部選手も外角を鋭く捉えるが、これは少し先っぽだったため2ベース。さらに中熊選手もヒットで続き1、3塁。コドラド選手の犠飛で渡部選手がホームに戻ると、続く滝澤選手の打席でパスボール。これで中熊選手が2塁へ。すると滝澤選手が引っ張った当たりがタイムリーとなり、これで一気に1点差に詰め寄った。滝澤選手は火曜に初ホームランを放つと、その後も強く引っ張る当たりが目立ち、今回も引っ張ってのフライヒットとなった。一軍での経験を磨くために取り組んでいるテーマなのだろう。

こうして一点差に詰め寄った西武だが、その後は河野投手〜望月投手〜柿木投手という継投の前に沈黙、無安打に終わった。投手レベルが上がり、うまく丸め込まれた印象だ。

 

一方、西武の継投は8回から大曲投手が登板。先頭にヒットを打たれ、四球も絡んで1、2塁のピンチを作るが無失点。1回20球 被安打1 四球1という内容。抜け球も多く制球に苦しんだものの150キロ台を連発し、球威で押し込んで投げ勝った。

9回は佐野投手が登板するが、投球中にバランスを崩し足を気にするそぶりを見せた。先頭バッターを四球を出すと、続く梅林選手はバント。2塁に送球するがボールがそれてオールセーフになった。その後、一度様子を見るためにベンチへ。帰ってきたものの、ヌニエス選手にタイムリーを打たれ、細川選手をファウルフライに討ち取ったところで降板となった。この日は1/3回18球 被安打1 四球1という内容。怪我がないか心配である。

代わって出井投手が緊急登板。すると、阪口選手に対しスライダーでぽんぽんとストライクを取ると、最後もスライダーで見逃し三振。続く有薗選手に対してもスライダーを効果的に使い空振り三振。10球で2つの三振を奪い火消しに成功した。この日の出井投手はスライダーのキレがピカイチで、カウントを稼ぐ球としても決め球としても有効。組み立ても含め抜群の内容だった。

試合は4-6で日本ハムが勝利。両チーム、ビッグイニング以外は点の入らない引き締まった試合となった。

 

西武打撃陣の結果は以下の通り

  • (中)長谷川 4-1 本塁打1 打点1
  • (遊)山村 4-1
  • (三)ジャンセン 4-0 → 川野 0-0
  • (右)高木 3-0
  • (指)仲三河 4-1 本塁打1 打点1
  • (一)渡部 3-1
  • (捕)中熊 4-1
  • (左)コドラド 3-0 打点1
  • (遊)滝澤 3-1 打点1

長谷川選手、仲三河選手にホームランが出たほか、山村選手、滝澤選手にもいいヒットが生まれている。シーズンも終盤に差し掛かり、高卒1年め、2年めの選手がチームの中核で機能し出しているのは良い傾向だろう。3年めの川野選手と合わせ、さらなる活躍を期待したい。

ちなみにこの日は滝澤選手がセカンド、山村選手がショートだったが、併殺を多く取るなど非常に良い連携を見せた。

 

さて明日は11時試合開始である。14時からの1軍と連続して試合が見れることになる。

 

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