西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.8.27 西武5−10日本ハム(カーミニーク)

今日は11時プレイボール。

先発は西武が佐藤隼輔投手、日ハムは池田投手。

佐藤投手は先週8月20日に登板。4回73球 被安打3(被本塁打1) 奪三振6 四球3 失点1(自責1)という結果だった。

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佐藤選手の初回は先頭ヌニエス選手をさっそく三振に切ってとると、四球でランナーを出すも内野フライと三振で無失点。制球が安定しないが球威で押し切った。

 

その裏。川野選手がバントヒットで出塁すると、渡部選手が145キロの速球をレフトに放り込んでホームラン。時間がかかったが今年も二桁ホームランを達成した。

渡部選手は昨日も大きな2ベースを放っており、打球の伸びが戻ってきている印象だ。7月はボールを見ることに専念している印象だったが今月は早めから積極的に打ちに行っているようで、このホームランも2球目である。

その後ジャンセン選手もセンター前にヒットを放つも後続が倒れ初回終了。とはいえ幸先よく2点を先制した。

 

リードを貰った佐藤投手だが、今日は安定しない。2回表は細川選手にヒットを打たれ2塁に進まれると、片岡選手に四球。この回はなんとか無失点で切り抜けたが、3回はヌニエス選手のヒットから有薗選手にホームランを打たれ2−2の同点。その後2アウトまで取ったものの石川選手への死球で黒田投手へ交代となった。

佐藤選手は結局2 2/3を56球 被安打3(被本塁打1) 奪三振3 四球2 死球1という内容。全体的に球が高く、本調子からは遠いように見える。

 

その裏。川野選手が左打席でレフトオーバーの2ベースを放つ。左打席に課題のあった川野選手だが最近は左でも強い当たりを連発している。続く長谷川選手もファウルで粘ったあと、センターにタイムリー2ベースを放って子猫が再び勝ち越した。

リードを貰った黒田投手だが、その直後に内野安打とヒットで1、3塁のピンチ。ここで暴投が出てしまい、再び追いつかれる。しかし5回から黒田投手が新しい顔を見せる。ヒットでランナーを出し盗塁盗塁で3塁まで走られたものの、変化球で連続三振。6回も2ベースを打たれたが、変化球にハム打線がまったく合わず、空振り2つ見逃し1つの3三振というナイスピッチ。

 

すると6回裏、渡部選手が足で魅せる。四球で出塁すると盗塁を仕掛け、相手のパスボールに乗じて3塁へ。平沼選手が打ったゴロの処理を相手がミスする間にホームへ生還した。ノーヒットで1点をもぎとり、子猫がまたまた勝ち越した。走るたびに感じるが、渡部選手の走塁センスは素晴らしい。また四球を選ぶケースも多く、アプローチ面でも大幅に改善している。

 

しかし神のいたずらか、今日の子猫はリードを持続できない。四球、ヒットとランナーを貯めてしまい、速水選手にはストレートで空振り三振にとったものの、次の石川選手にも四球で満塁。ここで再び暴投が出てしまい3たび同点に追いつかれる。なおも2、3塁のピンチが続くが、細川選手をストレートで見逃し三振、上野選手をフライで抑え勝ち越しは許さなかった。

黒田投手はこの回で降板。4回1/3 86球 被安打5 奪三振7 四球2で2失点はどちらも暴投である。ストレートを捉えられ被安打が増えたが変化球は抜群で三振を稼ぎまくった。ストレートの質や制球、クイックなど課題もあるが、まだまだ高卒1年目である。光る部分と課題とを一気に見ることが出来た有意義な登板だったと言えるだろう。

 

8回からは田村投手が登板。三振1つを含み無難に抑えた。その裏、長谷川選手が今日2安打めとなるレフト前ヒット。続く渡部選手の深いファウルフライで長谷川選手は2塁へタッチアップ。好走塁となったが滑り込んだ際に野手と交錯したようで指を痛めた。そして次のジャンセン選手もレフト前に強い当たりのヒット。これをレフトがファンブルし、その間に長谷川選手が生還。ジャンセン選手も2塁に進んだ。さらに平沼選手にもヒットが飛び出し1、3塁とチャンス拡大するが、戸川ジョセフ両選手が空振り三振に倒れ1点止まり。

 

9回表。2イニング目に入った田村選手がヒットを打たれる。バントは齊藤選手の好送球で2塁を刺したものの、次の速水選手に2ベースを打たれ4度目の同点。さらに四球を出すものの併殺で切り抜けた。

10回表。3イニング目の田村選手はもはや限界である。この回だけで6本のヒットを打たれ、守備のまずさもあって5失点。熱中症になったのではないかと思うくらいフラフラで、投手不足の煽りをモロに被ってしまった格好だ。田村選手は今日3回68球 被安打8 奪三振3 四球1で6失点。田村投手も最近は登板過多になっており、この数字はあまり参考にならない。少し休めるといいのだが。

10回裏、子猫はジャンセン選手の2塁強襲ヒット以外は沈黙し、逆転負けとなった。

 

西武打撃陣の結果は以下の通り

  • (二)山野辺 3-0 →滝澤 2-0
  • (遊)川野 5-2
  • (中)長谷川 4-2 打点1 盗塁1 →(左)コドラド 1−0
  • (一)渡部 4-1 本塁打1 打点2 盗塁1 
  • (指)ジャンセン 5-3
  • (三)平沼 4-1 盗塁1
  • (右)戸川 3-0
  • (左→中)ジョセフ 4-0
  • (捕)齊藤 2−0 → 中熊 1-0

10回ボコボコになってしまったが、野手陣は非常に粘り強く走塁意識も高かった。何度追いつかれても勝ち越したガッツは褒められるべきだろう(同じことは何度も追いついたハム打線にも言えるが、そのうち2回はこちらの暴投である。ここは差をつけさせてもらおう)。最後は力尽きたが試合内容では勝ったと言ってよい。打撃的には長谷川選手の指が心配なくらいでポジティブな要素は多い。

ジャンセン選手は長打はないものの猛打賞。平沼選手にもヒットが出ており、何かあれば一軍に呼ばれるだろう2人が順調なのが心強い。

また、少し前に比べると調子の落ちていた川野選手がマルチなのも注目である。一方で、ここ最近の子猫を引っ張ってきた山野辺選手は今日あまり元気がなく途中交代となってしまった。

 

それにしても今週だけで延長戦が3試合である。松岡投手が陽性、十亀投手も渡邉投手の代わりに先発に回っていてブルペンは今スカスカ。しかも、なまじ点は取れるので延長戦ばかり。その皺寄せが田村投手に行ってしまった格好だ。

5月まで投手陣がかなり無理をして6月にはだいぶ運用が楽になったはずなのに、7月半ばからの陽性者続出でまだまだ苦しい時期に戻ってしまった。9月には再び離脱者が顔を揃え、無理なくシーズンを終えられることを期待している。

 

さて明日はホーム開催だが越谷での試合となる。メンバー表も発表されており、特に新たな復帰選手はいない。

https://sp.seibulions.jp/cmn/items/farm/2022member/pdf_220828_01.pdf

ヘレラ投手が先発するのかと思ったが名前は無く、佐野、井上、羽田、大曲、齊藤大、粟津、出井投手の誰かが先発する。誰が先発かはわからないが、最近出井投手の登板が控えめ(昨日は佐野投手のトラブルで緊急登板せざるを得なくなったが)であることを考えると、出井投手が長いイニングを投げるんじゃないかと思う。

 

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