西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

フェニックスL第3クールまでの個人成績

フェニックスリーグも第3クールが終わり、全体の2/3を消化した。ここで第3クールまでの成績をまとめてみる。先発も一周したので今回は投手もアリ。

第2クールまでのまとめはこちら

koneko3219.hatenablog.com

 

前回と同じくスコアシートから転写している。なので記載ミス、計算ミスがあるかも知れないがご容赦を。

 

打者編

第3クールから古市選手・ジョセフ選手・コドラド選手が参加し、代わりに齊藤選手が帰還している。外野手が増えたことで高木選手・西川選手・長谷川選手・若林選手は少し出場数が減っているが、結果を出しているので「上がり」というムードかも知れない。

 

長打力を伸ばした中熊選手

そんな中、第3クールの主役に躍り出たのが中熊選手。第3クールだけで1本のホームランと2本のツーベースを放ち、OPSは.972と爆上げした。中熊選手はヒットは打つものの長打力が課題とされ、イースタンではツーベース4本、ホームラン1本だったが、フェニックスで既に同数の長打を記録したことになる。

 

長打を伸ばした川野選手

中熊選手の他は第2クールまでと傾向的には大きく変わらず数字が全体的に落ち着いた程度だが、あえて取り上げるとすれば川野選手がこのクールでツーベースを2本放ち、長打率を伸ばしている。代わりと言ってはなんだが三振も増えて三振率は子猫全体でも高い方になっており、古賀選手と同様に「振ること」を心がけているようだ。

 

それぞれ爪痕を残した途中参加組

第3クールから参加した古市選手、ジョセフ選手、コドラド選手だが、少ない出番の中でそれぞれインパクトを残した。コドラド選手はまだ1安打のみにも関わらず2本の犠飛で2打点を獲得している。ジョセフ選手もツーベースを放っており、古市選手に至っては代打出場ばかりにも関わらず3打席で2安打を打っている。3人とも育成選手であり来年にかける意気込みも強いと思うので、ぜひとも残り6試合大暴れしてほしい。

 

投手編

 

 

それぞれ良さと課題を見せた先発陣

先発で登板したのは豆田投手、黒田投手、浜屋投手、赤上投手、隅田投手が各2登板、佐々木投手、佐藤投手が1登板である。

  • 豆田投手は奪三振率と四球率が同じ9と「らしい」ピッチング。三振を穫れるためランナーを出しても粘れることが防御率につながっているが、四球をもっと減らしたいところ。
  • 黒田投手は2登板で四死球わずか1。2度目の登板ではプロ最長の7イニングを投げており、非常に順調。
  • 浜屋投手は2登板ともランナーを出してもたつくものの要所を締めるピッチング。良いイニングと悪いイニングがはっきりしている印象。
  • 赤上投手は序盤が不安定でホームランを浴び大量点という悪癖を出してしまったが、それ以外のイニングはほぼ完璧。奪三振も9と非常に良い。とにもかくにも序盤。
  • 隅田投手は先発陣の中でも頭ひとつ抜けたピッチング。完投も成し遂げたしフェニックスは「上がり」かも。
  • 佐々木投手は6回に失点したものの5回まで無安打ピッチング。佐藤投手は逆に無失点だったがランナーをよく出しておりWHIPは2を超えている。

それぞれがそれぞれ良い点も課題点も見せているが、隅田投手を別格とすれば今大会で強い達成感を味わっているのは黒田投手だろう。7回を投げたのは大きな自信になるだろうし、リーグ戦では課題となっていた四球が大きく減っている。

 

松岡投手に続き、大曲も覚醒の気配

一方、リリーフ陣だが出井投手と井上投手が1登板ずつ炎上したことを除くと概ね好成績をマークしている。中でも松岡投手はリーグ戦に引き続き内容が良く、奪三振率15という驚異的な数字をマークしている。リーグ戦の後半より四球が多いのは気になる点だが、まったく制球を乱しているのか惜しいところを四球にしているのか映像が少ないのでわからない。

さらに数字でまとめると、大曲投手も格段に良くなっている。奪三振率9に対して、四死球はわずか1。中日戦で鵜飼選手にホームランを打たれたが、被安打はその試合の2安打のみ。Whipは脅威の0.43だ。突発的に制球を乱すのが大曲投手の課題だったが、リリーフ陣では最多タイの7イニングを投げてこの数字は凄い。残り試合でも2〜3試合は投げると思われるが、安定したピッチングを続けられるのか注目である。

 

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