カオスを起こせ、ライオンズ野手陣
なんと今年初めて、半年ぶりの投稿。すでに親猫も子猫も数試合こなしているので試合結果もまとめたいところだけど、まだ身体ができてない?のでなかなか進まない。まあ開幕までのんびりやっていきます。
さて、今年の野手陣について。これまではまだまだ突出した存在はいなかったけど、今日(3月9日)は山村選手が大ブレーク。それに引っ張られるように打線も活性化した。このように、いつ誰が爆発してもおかしくないのが今のライオンズ野手陣であり、「層は厚い」とは言い切れないものの、「層が薄い」わけでは決してない。
もちろん、一軍キャリアが少ない選手が多いために、活躍する選手が出てきたとしても今年は短期間に留まる可能性の方が高いだろう。一軍チャレンジして跳ね返され、活躍しても短期間で失速してを繰り返してレギュラーを掴めるものである(よほどの天才じゃない限り)
なので、今年期待するのは、複数の選手が入れ替わり立ち替わり現れて、月ごと週ごとカードごとにヒーローが変わっていくような展開である。そうした「カオス」がチームを活性化させ、今年の順位を押し上げてくれるはずだ。
ということで、野手陣の現在地を整理していこう。なお、捕手についてはここでは考察しない。大変なので。
まずは年齢構成はこの通り。赤い文字が新加入選手、グレー文字が退団選手。
レギュラー確定組
・山川、外崎、源田
ここは言わずもがな、長期離脱や絶不調がない限りはレギュラー確定である。
レジェンド組
・中村、栗山
ここも語る必要はないだろう。2人がどれだけやれるかよりも、2人の力に頼らずどれだけやれるかがチームとして鍵となってくる。
実績十分組
・金子、呉、川越、愛斗、陽川、ペイトン、マキノン
本調子さえ出せれば能力的にはレギュラークラス。年齢的にも充実の時期である。新加入選手を除くと、去年はそれぞれ好成績を収めながら、怪我やコロナで悔しい離脱を経験している。チームも離脱によって成績が左右されており、「コア4」ほどではないものの存在感は大きい。したがってこの組では、去年レベルの力を一年間継続して続けられるかがポイントとなる。新加入の陽川選手、ペイトン選手、マキノン選手は森友哉選手、オグレディ選手の穴を埋めてくれる活躍を期待したい。
壁を越えろ!組
・山野辺、鈴木、若林、平沼、岸、佐藤龍
それぞれ一軍で活躍した経験を持ちつつ、何かが足りず控えに回ることが多かったり、一軍と二軍を行ったり来たりという選手たちである。
年齢的にもまだ成長の余地が十分あるし、この辺りの選手たちがもう一段伸びることはチームの底上げに通じるので、首脳陣の期待も大きいはずだ。実際、オープン戦でも山野辺選手、鈴木選手、佐藤選手が優先的に起用されており、選手たちもその期待に応えようとしているように思える。平沼選手は少し出遅れている印象だが、元々のアプローチの良さに加え長打力も身につけてきており熾烈なサード争いに割って入りたい。若林選手は脇腹の痛みで離脱、岸選手は長期離脱になってしまっているがシーズン中には元気に戻ってきてくれるはずだ。
覚醒待ってるぜ!組
・高木、西川、渡部、ブランドン、川野
それぞれ若くしてファームで活躍していたり、主軸としての素質を認められている選手たちである。この組から一軍で活躍する選手が2〜3人出たらチーム力は一気に跳ね上がる。しかし現在はまだまだファームでの振る舞いが一軍で出来ておらず、期待通りの活躍をしているとは言えない。実力不足と言えばそれまでなのだが、一軍で打席に多く立つことで解消されていく部分は大きいはずである。したがって今年の目標は、一軍の打席をどれだけ勝ち取れるかである。西川選手、川野選手はオープン戦でアピールを強めており、高木選手もB班で打ちまくってるのでA班合流も近いのではないかと思われる。渡部選手はアプローチ面では大幅に改善しており、あとは仕留めるための技術である。ブランドン選手は去年故障で一年を棒に振りつつ出場した試合では結果を出しているので、まずは試合に出られるようになるところから。
即戦力組
・蛭間、児玉
ルーキーでA班帯同を認められた蛭間選手、児玉選手。今はそれぞれ試合に出ながらプロの世界を学んでいるところだろう。打撃面でも守備面でも、光るものはありつつ課題も多々ある状態である。しかし通用しないという印象は無いので、開幕すぐの活躍は無理でもシーズンの中で定着していくことを期待したい。
虎視眈々組
・山村、長谷川、仲三河、滝澤、中山
チームにカオスを呼び込む可能性を秘めているのが02年生まれの世代である。一軍という面では長谷川選手が一歩リードしているが、山村選手がオープン戦チーム第一号を放つなど才能を見せつつある。仲三河選手は去年はホームランに特化した成績を収めたが、フェニックスリーグから普通のヒットも多く出るようになっており、教育リーグでもそれは継続しているようだ(個性がなくなって面白くないとも言えるが)。このまま順調にいくとシーズン中にこの3人が一軍入りすることも夢ではなくなっており、令和の片栗中中が誕生することになるかも知れない。滝澤選手は去年鮮烈デビューを飾ったが、今年は地道に鍛えることが優先されそうだ。この中では中山選手は印象が薄いが打力は着実についており、内野守備も堅実なので体格に合わせた長打力を身に着けたい。
ルーキー組
・古川、野村、日隈
今年のルーキー野手は身体能力の高さを買われているが、こうやって並べてみるといかにもゴツい。まだ実戦での姿を見れていないのでなんとも言えない。というか早く見たい。古川選手は今年はまだまだ修行といった感じだろうが、野村選手と日隈選手は支配下を狙っていく立場なので早めにガツガツいきたいところ。
育成組
・ジョセフ、コドラド
育成野手が去年一気に3人支配下になったこともあり、ルーキー以外の育成野手はこの2人(と古市捕手)となった。ファームでは代打や代走での出場が多いこともあって焦りもあるのではないだろうか。ジョセフ選手は去年スイッチに転向し、シーズン途中から徐々に馴染んできているので今年は一気に成果を見せたいところ。コドラド選手は長打力にお墨付きであり、新外国人野手はどちらも大砲型ではないので違いを見せつけたい。