西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.8.31 DeNA3−2西武(横須賀)

横須賀で行われたDeNA戦。今日はナイターでの開催である。昨日情報があった平良投手に加え、佐々木健投手もインスタに球場の写真を上げて登板を匂わせていた。

先発は西武が十亀投手、DeNAは阪口投手。

十亀投手は前回8月23日は5回まで1失点と好投したものの6回につかまり5失点だったが、今日は初回から良くなかった。

先頭宮本選手にヒットを打たれると盗塁を許し、蛯名選手の1ゴロでランナー3塁へ。この時、ベースカバーに入った十亀投手が足を気にするそぶりを見せた。大丈夫だったようでそのまま続投。絶好調の知野選手は3球三振に取ったものの、4番に座った19歳・小深田選手にタイムリーを打たれ先制を許す。

 

しかし子猫もすぐに反撃。2回表、2アウトから山村選手がヒットで出塁すると、続く山野辺選手が変化球をうまく掬い上げて2ランホームラン。

山野辺選手はこのところ少し元気がないように感じられたが、ホームランから復調となるだろうか。

 

逆転してもらった2回裏。しかし十亀投手がピリッとしない。勝又選手に初球を2ベースヒットにされると、益子選手に3ベースを打たれ同点。続く田部選手の犠牲フライですぐさま逆転されてしまった。その後、宮本選手にもセンターに抜けそうな当たりを打たれるが、これは川野選手のナイスプレーでアウト。

点の取り合いになるのかと思われたこの試合、なんと両チーム得点はここで終わりである。しかし今日の十亀投手は三振は取るもののヒットはよく打たれており、何点取られてもおかしくはなかった。無失点に抑えられたのはビッグプレーがあったからである。

5回のこと。知野選手のヒットで2塁ランナーがホームへ還るところをセンター長谷川選手の好返球と齊藤選手のブロックでホームアウト、すぐさま齊藤選手が2塁に送球しバッターランナーも刺すという珍しいダブルプレーがあった。DeNAさんが作ったハイライトにも入っているので是非見て欲しい。(サムネイルをクリックすると1分38秒くらいからスタートします)

十亀選手は5回を投げ87球 被安打8 奪三振4で失点3という内容。四球はないものの決め球が甘く入る印象を受けた。DeNA打線に強く振れるバッターが多いこともあるが、かなり気持ち良く打たれてしまっていた。

 

さて6回、佐々木健投手が復帰マウンド。小深田選手を初球ピッチャーゴロに打ち取ると、細川選手は空振りで3球三振。次の勝又選手も空振り三振と、わずか8球で復帰登板を終えた。球速はそれほどでも無いのでまだまだ出力は抑えていると思われるが、コントロールは抜群でインコースにもずばずばと攻めたピッチング。調整はかなり上手くいっているようだ。

 

7回には平良投手が登板。こちらも粟飯原選手を4球で空振り三振。続く益子選手はカットボールで初球センターフライ、田部選手は2球スライダーが外れたあと、3球ともストレートで空振りを取り三振。スライダーは曲がりすぎの印象だが、ストレートは最速155キロ、フォークの曲がりもエグい。指の怪我ということでフォークは控えるかと思ったが大丈夫なようだ。平良投手は1回を10球 奪三振2という内容。佐々木投手に続き、いい出来で一安心といったところ。

ちなみにこのときアナウンサーが間違えて「タイラカツマ」と呼んだことが本人は気に入ったようで、ツイートでツッコんでいる。

このアナウンサーは言い回しや抑揚の付け方などが面白く、試合を楽しく観ることができた。

 

8回裏。内海投手がマウンドへ。これはアナウンサーも嬉しかった模様で、これまでの歩みを説明してくれた。そんな内海投手だが、蛯名選手にヒットを打たれると、次の知野選手の打ったキャッチャーファールフライを齊藤選手が落球してしまい、結果四球で1、2塁のピンチ。しかし内海投手は落ち着いて小深田選手を落ち着いてダブルプレー。年季の違いを見せつけた。

 

さて打線。2回に2点を取り、今日は打つ日かと思いきや、その後出たヒットは2安打のみ。山村選手の内野安打と川野選手の2ベースだけである。阪口投手が2回以降立ち直ったあとはても足も出なくなり、8回はクリスキー投手の前に2三振、9回は櫻井投手で3三振と完全に封じ込められた。

その中では、川野選手がクリスキー投手から左打席でライトオーバーの2ベースを打ったことは注目だろう。最近本当に左打席の内容が良くなっており、流すだけでなく引っ張りで強い当たりが出るようになっている。

 

西武打撃陣の結果は以下の通り

  • (遊)川野 4-1
  • (三)平沼 4-0
  • (中)長谷川 4-0
  • (右)高木 4-0
  • (指)仲三河 3-0 → 渡部 0-0
  • (一)山村 4-2
  • (二)山野辺 3-1 本塁打1 打点2
  • (左)戸川 2-0 → ジャンセン 1-0 → ジョセフ 0-0
  • (捕)齊藤 1-0

山村選手がマルチだが、1本は高いバウンドでピッチャーの頭を越えた内野安打である。齊藤選手が2四球、渡部選手が代打で四球を選んだ。渡部選手の四球はもはや日課となっており、打率に大して出塁率は1割以上高くなっている。

 

さて、DeNAは一軍でも非常に投手陣が好調なのだが、その勢いがファームにも影響しているのか、子猫たちは昨日1打点、今日2打点と非常に打てていない。明日は打って欲しいものだ。

 

にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
にほんブログ村