西武の若手を見守るブログ

埼玉西武ライオンズの若手や二軍についての備忘録です

【イースタンL】2022.9.15 西武4−2巨人(ベルーナ)今井先発、外崎復帰、仲三河HR

今日はベルーナドームのナイターで巨人戦3戦目。スタメンに外崎選手が復帰。代わりに川越選手は今日はお休みとなった。山田選手は抹消後では初スタメン出場である。

先発は西武が今井投手、巨人が井上温大投手。

今井選手はオリックス戦9回まで好投の後、8月27日に抹消されてその後発熱したらしく、今日が復帰戦となる。CSに進出して勝ち進むために重要な選手である。

初回、今井投手は制球イマイチながらも2三振を含む三者凡退。貫禄を見せる。しかし2回、石川選手にヒットを打たれ一死のあと岡田選手、秋広選手に連続四球で満塁にしてしまう。しかし満塁なんて気にしない今井投手は喜多選手をピッチャーゴロでホームアウト、続く湯浅選手は浅いライトフライで無失点。今日は40球目処ということで、この回までとなった。2回45球 被安打1 奪三振3 四球2というピッチング。ボールは暴れ気味だったものの今年の決め球であるチェンジアップは有効だった。

 

3回からは井上広輝投手が登板。復帰以来安定感を見せている井上投手だが、この日も3回4回を三者凡退に切って取った。こちらもチェンジアップが抜群な出来。どんどんゾーンに攻め込む井上投手らしいピッチングと相まって相手打者に的を絞らせなかった。

 

一方、打線の方は井上温大投手を打ちあぐね、3回まで外崎選手のヒット1本のみ。しかし4回先頭、山田選手がサードのグラブを弾くわりとラッキーめの2ベース。続く外崎選手がまるでジャンセン選手のようなスイングで思い切り引っ張りレフト前ヒット。1、3塁とすると、ジャンセン選手がセンターに返して1点を先制した。一軍復帰が待望される山田・外崎・ジャンセン選手の3人でつないだのは大きい。

さらに1、3塁の状況が続くと、2死の西川選手の打席で1塁ランナーのジャンセン選手がおもむろに盗塁を仕掛ける。もたもたと挟まれている間に3塁ランナー外崎選手がホームイン。ジャンセン選手のナイスプレーで追加点をもぎ取り2-0とした。

 

しかし5回表、3イニング目に入った井上広輝投手が2死から初ランナーとなる四球を出すと、続く増田陸選手に右中間を大きく破られるスリーベースを打たれ1点を返された。さらに2死3塁のピンチが続くも、次の平間選手はショートゴロに仕留め事なきを得た。井上広輝投手はこの回まで。3回 48球 被安打1 奪三振3 四球1 失点1という内容だった。公式戦で3イニングまで行ったのは今季初だが、運用として井上投手はロングで使っていこうということなのだろうか。

 

6回表からは武隈投手が登板。先の練習試合で復帰していた武隈投手だが公式戦は初ということで、場内も盛り上がる。すると武隈投手は北村選手に一球もバットに当てさせることなくチェンジアップで空振り三振。続く石川選手が変化球をファウルにしたのを見て今度はストレートで空振り三振。香月投手には緩いカーブを続けたあと、最後はチェンジアップで空振り三振。老獪なピッチングで場内の盛り上がりも最高潮である。1回 14球 奪三振3。

武隈投手でひとしきり盛り上がった6回裏、今度は打線が盛り上げる。この回から巨人は堀田投手が登板。すると先頭外崎選手が追い込まれながらストレートをセンターに弾き返し猛打賞。

ここで代走山野辺選手が送られ交代となるが、ベンチに下がる外崎選手を熱い拍手が出迎えた。一軍を救ってくれという想いがこもった拍手である。代わった山野辺選手の盗塁、コドラド選手のセンターフライで2死3塁。ここで仲三河選手がフルカウントまで森選手の如く粘ったあと高めに来た球をバックスクリーン右への大アーチ!久しぶりの7号ホームランを放った。

続く代打高木選手が四球を選んだあと、最近好調の山村選手が引っ張ってツーベースを放ち2、3塁となるが齊藤選手はショートゴロに倒れてさらなる追加点とはならなかった。

 

7回表は佐野投手が登板。先頭の岡田選手を見逃し三振に切って取るが、次の秋広選手にホームランを打たれ1点を返されてしまった。仲三河選手と同い年の秋広選手、おそろいの7号ホームランである。試合の直前にたまたまこの世代の記事を上げたのだが、この時期のファームは成長してきた高卒2年目たちが躍動するタイミングなのだろう。どのチームも高卒2年目選手に注目なのである。

koneko3219.hatenablog.com

野投手はこのあと四球を出すも後続を抑え1回13球 被安打1(被本塁打1)奪三振1 四球1で失点1。このところ安定していた佐野投手からすると、まあちょっとだけ悪いといったところだろうか。

8回には十亀投手が登板。いきなり四球、ヒットで無死1、2塁となるが、そこから連続三振とショートフライで無失点。ピンチになって急にスイッチが入ったような投球で1回23球 被安打1   奪三振2 四球1だった。

9回は松岡投手。先頭秋広選手のピッチャー返しをナイスキャッチすると、その後も危なげなく3人で抑えて1回10球 奪三振1。苦しむ一軍とは裏腹に、子猫は引き分け挟んで5連勝である。打線は好調な上に投手の復帰が順調で、投打が噛み合っている。あとはその果実を一軍に何人送り込めるかである。

 

西武の打撃陣は以下の通り

  • (中)ジョセフ 4-0 盗塁1
  • (三)山田 4-2
  • (二)外崎 3-3 → 山野辺 1-0 盗塁1
  • (一)ジャンセン 3-1 打点1
  • (右)コドラド 4-0
  • (左)仲三河 4-1 本塁打1 打点2
  • (指)西川 2-0 → 高木 0-0
  • (遊)山村 4-1
  • (捕)齊藤 4-1

外崎選手は猛打賞。山田選手も(一本はラッキーとはいえ)マルチ。高木選手は代打で出たが2打席とも四球を選んでおりアプローチ面での回復が窺われる。

 

逆襲の駒は揃っているのだが、復帰組があと一週間早ければ、今でも首位争いの中心にいただろうと思うと悔やまれる。でもまだCS争いがあるので戦いが終わったわけではない。子猫の今のムードは最高であり、ぜひとも多くの選手が一軍に上がって元気づけて欲しいものだ。今日はマリンとベルドに分かれていたが、チームもファンも「WE ARE ONE」なのである。

 

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